その知名度はファンタジー界のレジェンド、アーサー王と円卓の騎士!
本日紹介するゲームは、あらゆる創作でモチーフとされる彼らの協力型ボードゲームです。
キャメロットを覆う影(Shadows Over Camelot)
Days Of Wonder、US
3~7人、12歳~、60~90分
パンデミックと並び、協力型ゲームの歴史を語る上でよく名前の挙がるキャメロット。
テーマやデザインが大好きで、1年くらい前から探してようやく昨年新品で購入
開封時の日記はコチラ↓
このゲームでプレイヤーは円卓の騎士の一人として仲間と協力し、これでもかと厄災降りかかるキャメロットを守るために戦います。
しかし、もっとも警戒すべきなのは外敵ではありません。
このゲーム、居並ぶ勇敢なる騎士達のなかに裏切り者がいる『かも』しれないのです
いろんな要素があって、やりごたえのある中量級ゲームです。
ゲームを進行していくと、キャメロット周辺に同時多発する各クエストに成功するたびに円卓に白剣、失敗すると黒剣が突き刺さります。
円卓に12本の剣が刺さったとき、白剣が多ければ正義すなわち裏切り者以外のプレイヤーの勝利。
黒剣の方が多いときはキャメロットに悪がはびこり、「やみのま!(違う)」されて裏切り者だけの勝利となります。
そもそもいないかもしれない裏切り者に怯えず、みんなで一致団結して円卓の騎士の威光を知らしめてやりましょう!
協力型ゲームでありながら裏切り者という招待隠匿要素を含むため、できるだけ人数が集まったときにやるのをオススメします。
軽く紹介するには色々要素が多過ぎるので、ルールや遊び方は他のサイトさんを見てもらうとして
あとはこんな風に遊びましたよーの紹介です。
◼︎プレイ記
ということで先日、プリニークラブに持ち込んで7人で遊びました。
まずはテーマの知名度ゆえ、ついつい小ネタやウンチクに脱線してしまいつつインスト。申し訳ない
しかし、より導入が楽しくスムーズになるならある程度は仕方ないと私は思います
というわけでやはりガウェイン卿には午前中三倍パワーでティーショットをぶっ飛ばしていただきたい!
え、もう3時!?じゃあ力が出なくてもしょうがない
などとインストからふざける私の担当はイスラムの騎士パラメデス卿。
どこかのTCGではぶっ壊れG3としてバロミデスの名で有名になった方。
さあ、聖剣エクスカリバーの紛失騒ぎも、円卓最強にして最も高潔な騎士ランスロットの不倫騒動による離反も、すべてはアーサー王の日頃の行いのせい!
みんなでアーサーの尻拭いをしましょう!と締めくくってゲーム開始。
が、序盤から円卓の騎士の足取りが重く、足並みが悪い。
このゲームでは各クエストに騎士が赴き、数回手札を消費して対処にあたります。
クエストは一人が付きっきりにならなければいけないものから、何人でも参加可能で状態が蓄積されるものまでいろいろ。
手札の具体的な内容は教えあってはいけないので、
「いまの私は生意気なサクソン人どもを容易く退治できますぞ!ただ、最終局面だけは誰かお力添えを!」
(訳: サクソン人の侵攻を阻止するクエストいけます!けど、最後に必要となるカードは無いから誰か助けて!)
と、小芝居でもしながら伝え合って連携をとります。
しかし今回は誰がどのクエストを担当するかなかなか決まらず、いまいちみんな歯切れが悪いような・・・
などとやっているとエクスカリバー回収クエストを巡って騎士間で連携ミスが多発。
これはまさか裏切り者が暗躍しているのか?と、円卓の騎士の間に猜疑の念が広がりました。
そして数巡後、突如アーサー王が他の騎士を裏切り者だと告発。
あらぬ疑いをかけられた騎士は憤怒し失望し、キャメロットには不振感が高まり、円卓に黒剣が突き刺さってしまいます!
そう、今回の裏切り者はアーサー王でした
実はここまでで少々怪しまれていたので、自身が告発される前に引っかき回して円卓内に不和を広めたのです。
・・・城の前には攻城兵器が立ち並び、城は崩壊直前まで追い込まれています。
円卓の騎士も数名の欠員が出ました。
手に入れたエクスカリバーを抜くこともなく、抱えて昇天したトリスタン卿。
己の命と引き換えに悪の進行を食い止めた献身的なガウェイン卿とペディヴィア卿。
しかし、彼らのおかげでどうにか円卓に12本中8本の白剣を刺すことができました。
忠義の騎士達の勝利です!
薄氷を踏むような辛勝だったと思います。
終わった後は裏切り者も含めて全員の健闘を讃え合うべきですね。
裏切り者は孤独なので何気に大変だと思います。
感想戦を大事にしたいゲームだなぁと実感しました。
これからも何度も遊びたいです
豪華フィギュアもついてテーマが分かりやすい協力型ゲームをお探しなら是非キャメロット!
さらに裏切り者要素もあるので、どれか一つでも好みに当てはまるなら是非遊んでみてください。
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