街ではジングルベルが鳴り響く中、素敵な夜にぴったりなゲームを紹介します!

ブラッディ・イン (The Bloody inn)
Pearl Games、ベルギー
(日本語版がホビージャパン)
1~4人、14歳~、45~60分
このゲームではプレイヤーは宿屋を経営する一家となり、普通に働くのをやめてとびきり美味い話を小作農たちにもちかけます。
それは・・・

深夜になったら宿泊客を買収し、ときには◯し、警官の捜査から逃れるために犯罪の痕跡を消したりします 
死体を埋葬するときに財布をいただいて、そのお金で宿の施設を拡張したり、新たな共犯者を買収する資金に充てます

警察が捜査に来るかもしれませんが、捜査の手が及ぶ前に買収したり◯してしまえば大丈夫! 

・・・という、なんだか書いててテンションの上がる宿屋経営ゲームです。
ソロプレイも可能なのでさっそく開封してルール確認しつつ遊んでみました。

開封時の日記はコチラ↓

机の中央に宿屋ボードを置きます。
左側が入り口、右側が出口です。
入り口に待機している旅行客をお部屋に案内します。

さあ、営業開始です。
「いらっしゃいませ。
旅人の宿へようこそ。
一晩1フランだが泊まるかい?」

   はい
→はい
   はい


宿泊客の寝静まった深夜、行動フェイズがやってきます。
スタートプレイヤーから順に好きなアクションを1回ずつ実行し、2周します。
※我々はこの解釈に落ち着きました。

主にできることは以下のアクションです。
1. 買収
2. Satsu害
3. 設備建設
4. 埋葬
5. 資金洗浄 (パス)

買収は宿泊客にワルい話を持ちかけ、共犯者として手札に迎えます。

Sa...もういいや、殺害は宿泊客を◯して死体にします。
カードを裏返して死体としてあつかいます。
裏面は棺桶になってます 


設備建設は手札から共犯者1人を場に出して、その共犯者が管理する追加設備を宿に建設します。
追加設備に特殊効果があるので、その後の経営を手助けします!

埋葬はその辺に転がしておいた死体を追加設備に隠したり埋めたりします。
そして、死体から財布をいただきます 


埋葬時には文字通り、各共犯者が管理してる設備の下に死体を差し込みます。
もらえるお金が見えてるのが良いですね 

これら4つの行動は、対象にするカードに書かれたランクを参照して、追加でコストが必要となります。
追加コストとは手札の共犯者を消費することです。

例えば一回目のアクションでランク0の新聞少年を買収して手札にし、二回目のアクションでは新聞少年に手伝ってもらってランク1の代議士先生を襲撃する。
といった行動ができます。

このように何をするにも人手のやりくりが必要で、それを駆使してこの血塗られた宿屋を経営します。


一方で資金洗浄では、隠しきれなくなった小銭を小切手に替えたり、小切手を小銭に換金できます。
小銭は40フランまでしか屋敷には隠せないので、タイミングを見てこまめに資金洗浄して資産運用しなければなりません 

ここで注意!
警察も宿屋に泊まりにきます。
このとき死体が転がっているとマズイことになるので、小まめに犯罪の証拠を消すか警察にご退場願うかの対処が必要です。

深夜のフェイズが終わったら朝になります。

生きていた宿泊客たちが、
「いやー、昨夜はぐっすり眠れましたー」
などと言ってチップを置いて旅立っていくのを見送り、共犯者一人一人にお金を払ったら次のラウンドへ。
これを繰り返して宿屋経営をし、財を成しましょう。

というわけで今回のソロプレイの結果。



序盤からコスト軽減のできる設備を建てたり、押し売りルームサービスで小銭を稼いだ結果、150フランを稼ぎました。

これはランク「邪悪な宿屋の主人」ですね。
もっと上を目指して頑張ります  

◼︎感想まとめ!
テーマはぶっ飛んでる割に、人員というリソースをやり繰りするしっかりとしたゲームの印象を受けました。
テーマやイラストだけ見て何も考えずにとりあえず購入した!って人を後悔させないだけの、良いゲームだと思います。

先日のゲーム会でもそうだったように、「またやりたい」「次はもっとうまくやるぞ」と思わせるタイプ。
この冬、特にオススメのゲームだとおもってます!

私も次はもっと警察を買収して、殺害に力を入れてやろうと思います。
と、感想がいちいち危ない人みたいになるのもこのゲームの良さですね!